aha は「わかった」だけではない。心理学者はその特徴を四つ挙げている。突然やってくること、努力がいらないこと、ふっと嬉しくなること、そしてその場で正しいと確信できること。
何かをひとつ多く知ることで起きるのでもない。1907 年、カール・ビューラーはこの体験を Aha-Erlebnis(アハ体験)と名づけた。数年後、ヴォルフガング・ケーラーはテネリフェ島で、チンパンジーのスルタンが檻の外のバナナを取ろうとするのを見ていた。二本の竹の棒は、どちらも短すぎる。しばらくいじっていたスルタンは、ふいに細いほうを太いほうに差し込んだ。届いた。増えたものは何もない。組み合わせが変わっただけだ。
その一瞬は脳の中にも見える。答えが浮かぶ一秒あまり前、視覚野がすっと静まる。目を閉じて内側を見るように。最後の 0.3 秒、右側頭葉に高周波の脳波がひときわ強く走る。
アーサー・ケストラーは『創造活動の理論』で、笑いと発見と芸術を並べて見た。haha も aha も ah も同じひとつの営みで、無関係だった二つのものをつなぐこと。違うのは気分だけだ。
笑いの輪は、三つをひとつの輪におさめている。a から読めば ah、一文字足せば aha、h から読めば haha。文字は一度も変わらない。変わるのは、どこから読み始めるかだけ。
Aha Labs がやりたいのは、まさにこれだ。材料はもうそろっている。私たちは、読み始める場所を変える手伝いをする。
八つの文字が、輪になって立つ人のように同じ円の上に並ぶ。どの文字も元の字形のまま外を向き、円に沿って 35% だけ曲がる。線の太さは変わらない。
主色は青磁。淡く静かな緑に、深い松緑の文字を合わせる。松緑はその深い相棒。色のいらないところには紙と墨を使う。
ワードマーク aha labs は輪の文字と同じ一組。x ハイトを 100 として、縦画 24、横画 20.5。輪は小さく見られることが多いので、少し太く 26 / 22。
40 px を下回ると輪の文字はつぶれるので、favicon やそれより小さい場所では、輪の a をひとつだけ使う。
Galta は白黒、Mochi はコバルトブルー、親ブランドは青磁。三つの色は張り合わず、どれも角の丸い四角の中に、表情のあるものがいる。



青磁 #c9d6ca · 松緑 #1f3d35 · 生成り #efe9dc · 紙 #f4f1ea · 墨 #171717
四方に、輪の a ひとつ分以上の余白をとる。
輪は 40 px 以上。それより小さいときは a ひとつに。横組みは幅 120 px 以上、ワードマークは幅 64 px 以上。
ふだんは 40 秒で一回転。タップするとバネで 90° 進む。ちょうど「ah」ひとつ分。システムで視差効果を減らす設定のときは止まる。
文字を扇形に曲げる。ah の数や順番を変える。伸ばす、縁取る、影をつける。輪の真ん中に何かを置く。